株式会社大塚製作所創立65周年にあたり

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取締役会長 根岸孝雄

昭和24年8月5日、大塚池のほとりの小さな杉皮葺きのバラックに小さな製作所が生まれました。先代社長根岸忠雄が創業した有限会社大塚製作所(当時)です。

それから65年、オイルショック、笠間市への工場移転、水戸西流通センターへの統合、バブルの崩壊、リーマンショックなど様々なことがございました。その度に従業員の皆様には大変な我慢と協力をいただき、また多くのお客様、協力会社の皆様、金融機関様等に支えられ何とか今日を迎えることが出来ました。改めて心より感謝申し上げます。

今後、80周年、90周年、そして100周年と企業としての歴史を重ねていくために弊社に必要になってくるのは、継承と進歩であると考えております。少しずつでも前に進みながら継続していくこと、それこそが弊社をこれまで支えてくださってきたお客様、協力会社様、そして創業時から共に汗を流してきた多くの社員の皆様の気持ちに報いることであると考えております。

折しも弊社創立65周年の今年は私が大塚製作所に入社して50年、二代目社長に就任して25年の節目の年です。そこでこの良き巡り合わせの年に、後進に道をゆずることを決意いたしました。これまで長い時間を掛け磨いてきた技を土台とし、新たな若い力が大塚製作所の次代を築いていってくれると強く信じています。

今後とも変わらぬご支援とご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

伝統の心を技を継承し共に新たな一歩を

代表取締役 根岸貴史

代表取締役 根岸貴史

この度、株式会社大塚製作所の代表取締役に指名いただきました根岸貴史でございます。

創立65周年を迎えるにあたり、多くの協力企業様、現場で腕を振るってくれている職人の皆さん、弊社の製品を購入してくださっているお客様に深く感謝申し上げます。

祖父が創業した1949年以来、常に「お客様本位の愛される工具工場」として、「堅実な経営」「不断の努力」を続けてきた大塚製作所の伝統、そして私が生まれる前や子どもの頃から大塚製作所で活躍されてきた方が多くいらっしゃる中で、今回代表取締役に就任するのは、大きなプレッシャーもございます。

しかし同時に、様々な困難を乗り越えてきた家族のような社員の皆様、そしてこれまでの不断の努力を通じて培ってきた職人の皆さんの技。この大きな財産があれば、何事にも臆することなく安心してチャレンジできると確信しております。

日本経済が低成長期に入って久しい厳しい環境下ではございますが、ものづくりを通じて世の中の暮らしを便利に楽しくし、税金を収め雇用を生み出して地域経済に貢献してきた先代の意思を引き継ぎ、また「堅実な経営」「不断の努力」を決して忘れることなく、大塚製作所は皆様にとって「なくてはならない企業」であり続けます。

80周年、90周年、そして100周年と皆様と歴史を重ねていくために、より一層のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。